自宅で金属の疲労試験を実施しよう!疲労強度がCoffin-Manson則に従うことを体感できます。
zairiki
生活に役立つ材料力学
前回の動画では、ミニ四駆などを使った4点曲げ試験装置でスパゲッティの曲げ強度を測定しました。今回は、100円ショップで購入できる道具だけを使ったもっと簡単な3点曲げ試験の方法を紹介します。
この記事はYoutube動画で紹介した内容の概要です。詳細は動画をご覧ください。

考案した試験方法はシンプルです。キッチンスケールの上にプラスチックケースを置き、スパゲッティを1本渡して板をスパゲッティの中央に当て、手で少しずつ押し込みます。破壊したときにキッチンスケールに表示される荷重を記録すれば測定完了です。
位置決めは目視で行います。長方形ケースの長手・短手それぞれでスパンを変えた2条件の試験ができます。

測定対象は日清製粉のスパゲッティ(直径1.6mmのマ・マー)です。長手方向(スパン147mm)と短手方向(スパン102mm)の2条件で各3回試験しました。
2条件の平均値の差は約5%で、スパンが異なっても強度はほぼ一致しました。これは材料の強度は試験スパンには依存せず、材料で決まる値であることを示しています。(スパンが変わると破壊荷重は変わりますが、そこから計算される材料強度は変わりません。)
また、スパゲッティの強度(約30〜33 MPa)は、ポリウレタンやセルロースアセテートなど低強度の樹脂と同程度であることを確認できました。

YouTube動画でより詳細に説明しています。ぜひご覧ください。
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